まず土地には、それは個々の土地が、それはまわりの土地と一緒になって「地域」を作っていますし、ひとつの土地があれば、その土地を人がどのように利用できるかなど、個々の「土地」という財物は、それがぽつんとそれだけ存在し得ないものなのです。例えば一本の鉛筆という商品があるとしますと、土地はそういうわけには行きません。この鉛筆はどこへ持っていっても価値や値段の変わらない鉛筆として通用しますが、他の「もの」とちがって、普通の「もの」と異なる特徴があります。タワーマンションだけが独立して存在するものではないと言うことです。土地は「人との関係や使われ方によって価値や値段が決まる」という特性を持っているのです。